夫から離婚を切りだされたら
夫から、「好きな人ができたから離婚してほしい」と言われました。
突然のことで、戸惑うばかりです。
もう一度、夫の心を取り戻す方法はないのでしょうか?
もうやり直しはできないのでしょうか?
やり直しても、また同じことを繰り返す人かもしれないし、きっぱり諦めて離婚した方がいいのでしょうか?
「好き」という気持ちはとても曖昧なもの。
まずは答えを急がず、落ち着きましょう。
旦那様とお相手の交際期間はどのくらいでしょうか?
旦那様の感情が継続的なものなのか、一時的なものなのか。
継続した不貞の関係と、一時的な浮気心では、随分温度差に違いがあるものです。
このようなことも判断の材料として、話し合う必要があります。
ただ、1度浮気をした男性は2度目もあり得るというデータもあるので、お互いの夫婦関係を見直す必要もあるでしょう。
「離婚」を口にする前に、まずすべき5つのこと
夫からの一方的な不貞の事実を認めた上での離婚の申し出です。
感情的にならずに、冷静に対応しましょう。
- 夫の離婚の意思の確認(一時的な浮気かどうか)
- 夫の継続した不貞の供述や証拠集め
- 奥様に離婚の意思がない場合は「離婚届不受理申出書」を市区町村長に提出
- 冷静な話し合い
- 必要であれば別居するなど冷却期間をおくこと
一時の浮気なら、「別居」なども考えて
夫側も離婚を迷うようでしたら、冷却期間をおくことをおすすめします。
必要であれば別居をして、お互い考える期間を作るのです。
子どもがいればなお、離婚する、しないに関わらず、冷静に考えなければなりません。
夫婦間だけの問題だけにとどまらず、子どもの将来に関わることになるのです。
別居する場合には、婚姻費用の請求をすることができます。
婚姻費用として認められる生活費は、衣食住に要するお金、医療費、子どもの養育費、子どもの教育費などの日常生活に必須なお金の他、交際費や娯楽費も含まれます。
夫から好きな人ができたという告白は、とても大きな精神的ダメージを与えられます。
奥様の将来も考えて、旦那様と具体的な金額を提示した相談をしましょう。
別居に関するお金、離婚する場合に請求すべきお金など、金額が具体的なほど、これらは旦那様を引き留めるための手段になり得ることもあるのです。