大切な人のお墓探しの方法

自分と縁のあった故人のお墓を探したいという相談が時折寄せられます。

大事な方の墓前で手を合わせたい、という純粋な気持ちがありながら、故人に親族がいない、あるいは連絡が取れない事情があるなどといった理由で、探す方法が見つからない、といったケースです。

亡くなった方のお墓を自分で探す方法はあるのか、考えてみましょう。

故人の本籍地を調べ、お寺を訪ねよう

もっとも見つかる可能性が高いのが、その方の本籍地にあるお寺を一つ一つ訪ね回り、住職さんに該当するお墓があるかどうか聞く、という方法です。

大変ですが、これが一番確実です。
宗派などを知っていると調べる対象はずいぶん絞られます。

とはいっても、なかなか本籍地を探し出すのは難しいでしょう。
また、行政上の本籍地とお墓の場所が必ずしも一致するわけではありません。

その方が住んでいた、縁があった土地を思い出し、まずはその近辺を訪ねて歩くことから始める必要があります。

お寺はインターネットなどでピックアップすると良いでしょう。
最近では「お寺検索サイト」などもあり、簡単にお寺の場所、電話番号などもわかると思います。

こちらのサイトも合わせてご覧ください。⇒ 便利なお寺検索サイト

そして、あたりをつけたお寺に電話をかけ、理由を言ってから訪ねていきましょう。

故人を想う心を誠心誠意伝える

お寺には、過去帳というものがあります。
これは、そのお寺の檀家の故人の戒名や俗名、そして日・享年などを記しておく帳簿です。

昔は今でいう戸籍のような役割を持っていました。
このため、その方が檀家となっているお寺がわかれば、当然、お墓もわかりますし、戒名、享年などもわかります。

しかし、今は個人情報保護の観点から、仮にお寺がわかっても、すぐには教えてくれないかもしれません。

住職さんには、自分と故人の関係、故人への想いを誠心誠意伝えて、分かってもらうことが大切です。

なお、これは余談ですが、原則として亡くなった方の情報は個人情報保護法の保護の対象ではありません。

お墓を探す人の多くが行おうとしていることは、いわば「善行」です。
欲得関係なしに、故人を想う気持ちだけで動いているはずです。

それは、周囲の人、そしてそれは、お寺の住職さんにもきっと伝わると思います。

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