外回りの営業マンの行動を把握する
外回りの営業マンの行動にはしばしば不信な点が見受けられることがあります。
毎日ほぼ終日営業に出ているのに営業成績がそれにともなわない、訪問したはずの取引先から注文の電話があり、話を聞くと来ていないと言われる、営業日報を見ると作為的なものが感じられるなど、さまざまです。
外回り中のさぼりで最も多いパチンコ・競馬
営業中に短時間の休憩を取るくらいであれば問題はないと思われます。
しかし、何時間も喫茶店などに入り浸る、ギャンブルなどをする、その他長時間にわたって営業の仕事以外の行動をとっているとなれば問題です。
統計上、さぼりの事例で多いのはパチンコと競馬です。
どちらも熱くなれば長時間夢中になってしまうものです。
つらい営業マンには十分な休憩が必要? 外回り中の平均サボり時間は70分! 「営業車で昼寝」「カフェでスマホ」
休日に趣味としてするのであればともかく、仕事をさぼってまでのめりこんでいるなら、即座に手を打たねばならないでしょう。
喫茶店やネットカフェ等に長時間入り浸るケースも多くみられます。
また、交通量の少ない路上などに車をとめて昼寝をしているなどもよくみられる行動です。
外回りの営業マンの行動を把握する方法
外回りの営業マンの行動を把握できない会社は、スケジュールと営業日報など、管理上の不備を原因とするところが多いようです。
日報などは、確かに虚偽の報告をすることはありますが、訪問先へのフォローアップ名目で電話をかけるなど、チェック体制を強化することで、かなりの抑止力になります。
GPSで居場所を特定する方法もある
そして、居場所を特定する方法として、営業マンにGPS携帯を持たせる、という方法があります。
定時連絡用、取引先への連絡用として会社から支給して、外に出る際は必ず持ち歩くようにさせます。
また、社用車にGPS機能のある発信機をつけることも有効です。
仮に持たされている携帯がGPS付のタイプであると知られても、会社としては社員の業務中の行動を把握することに何の問題もなく、むしろ必要とされることであるため、営業マンの側に反論の余地はありません。
ただ、それでもその滞在先が営業先であったとか、取引先の担当者といっしょにいたなどと理由をとりつくろう営業マンもいるかもしれません。
そのようなケースにおいては、探偵を使って確実な証拠を押さえることが必要になるでしょう。