出会い系詐欺の被害を解決する方法
妻に内緒で出会い系サイトを利用し、そこで知り合った女性とのメールのやり取りにハマってしまいました。
気付いたときには100万円近くを使ってしまっていたのです。
こんな大金を使ってしまい、当然ながら妻には言えません。
なんとか被害に遭ったお金を取り戻したいと考えていますが、誰にもばれずに返金してもらうことはできるのでしょうか?
出会い系サイト、特にポイント制(相手とやり取りするためにポイントの購入が必要)の場合は、9割以上が悪質な詐欺サイトです。
「無料ポイント」などのうたい文句で利用者を誘い、サクラとのやりとりで徐々に課金させるように誘導します。
ただ後悔しているだけではお金は戻ってきません。
具体的に被害額を取り戻す方法を見てみましょう。
まずは消費者センターに連絡を
「詐欺に遭ったかも?」と思った場合には、まず『消費者センター(消費生活センター)』に連絡してみましょう。
⇒被害にあったら | 消費者庁
全国各地に存在し、詐欺の被害の相談にも乗ってもらえます。同様に、『消費者ホットライン(全国共通) 0570-064-370』でも受け付けてもらえます。
「被害金額を取り戻したい」という場合には『インターネットホットラインセンター』にも相談するとよいでしょう。
⇒インターネット・ホットラインセンター
ここは、日本におけるインターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口となっており、財団法人インターネット協会が運営しています。
これらの窓口は無料ですので、安心して相談することができます。
弁護士や探偵に相談する方法もあります
確実な解決、早期解決をめざすなら、弁護士や探偵に相談する方法もあります。
守秘義務がありますので、誰にも知られずに相談に乗ってもらうことが可能です。
最初は無料相談を利用するのがよいでしょう。
相談者の代理として被害金額を返金請求できる「簡易訴訟代理権」を持つのは、弁護士と認定司法書士のみとなっています。
さらに、140万円以上の高額被害の場合には弁護士のみが代理請求することができます。
悪質業者は行方をくらます場合も少なくありませんが、その際に行方を突き止めたり、証拠を集めたりするのが探偵の仕事となります。
被害額を取り戻す方法はいろいろありますが、返金作業には労力や費用がかかります。
何よりもいちばん大切なのは、「安易に無料サイトに登録しない」ということです。
今回の反省を踏まえ、二度とこういったサイトには近づかないようにしましょう。