不倫の証拠がない場合の慰謝料請求
夫が不倫をしているようです。
疑いの段階で問い詰めたら夫が逆ギレ。
それ以上問い詰めることができなくなってしまった上に、ガードが固くなり全く浮気の物的証拠が取れません。
証拠が何もなくても慰謝料が取れる方法がありますか？
不倫の事実があれば、すでに慰謝料の「請求権」は発生しているのですから、証拠がなくても請求はできます。
とはいえ、相手が否定している場合は、現実的に証拠をもとに請求しなければ慰謝料を受け取ることは極めて困難なものと思われます。
苦しんだ人全員に「請求権」はある
配偶者の不貞と、それによる精神的苦痛があれば、証拠があろうとなかろうと慰謝料の請求権が発生します。
ですから、相手が潔く不倫の存在を認めて、慰謝料を支払ってくれれば問題はありません。
実際にそういう事例も多くあります。
裁判にならない限り、証拠は相手に事実を認めさせるために使うものといえるでしょう。
その点、ご相談のケースではちょっと早まったことをしたようです。
自分で証拠を集める４つの危険にもあるように、ご自身での証拠集めは非常にリスクが高いのです。
証拠のないまま浮気を問い詰めてしまい、旦那様の態度を硬化させてしまいました。
逃げられないような証拠を揃え、突きつける必要があったのは間違いありません。
関係が続いていれば証拠集めは可能
浮気についての話を持ち出すだけで「逆ギレ」してしまう状況であるならば、今から相手の方から態度を改めるとは考えづらいでしょう。
かなり「固い」証拠を突きつけない限り状況は打開できないと思われます。
不倫相手との密会など、関係が今も続いているのであれば、証拠をとることは困難ではありますが不可能ではないでしょう。
しかし、ガードが固くなっているとのことで、そうそう簡単にしっぽを出すようなことはしないとも思われます。
また、一度問い詰められたことで、相手も浮気の存在を法的に証明するための証拠とはどのようなものか調べて、理論武装している可能性もあります。
慰謝料請求をするかしないかはご本人の判断ですが、徹底的に事実を究明し、慰謝料請求につなげたいのであれば、証拠集めのプロである探偵・興信所を頼りましょう。
それにより、どうにもならない状況を打破できた人々も多いのです。
プロの浮気証拠集めはココが違うにて詳しく解説しておりますので、ぜひご一読ください。
