ストーカーのお悩みに役立つ法律/連続電話をやめさせる
執拗に続く「連続電話」をやめさせるには、どうすればいいのでしょうか。
電話に出てあなたに好意を寄せるような言葉が聞かれるのであれば、「ストーカー規制法」があなたを守ります。
そうではない場合、残念ながら電話そのものを直接やめさせることのできる法律はありませんが、連続電話のために生活に支障が出て、精神定な疾患などに発展した場合には、「傷害罪」が適用されます。
では、上記以外ではどうなるのかと言うと、法律を使って連続電話をやめさせるということは難しくなります。
ただし、ご自身で講じることのできる対策はたくさんありますので、可能な限り対応していきましょう。
携帯電話は着信拒否や携帯電話のサービスを利用
電話番号以外の情報が洩れていないようであれば、まずは連続電話を断ち切る設定や携帯電話会社のサービスを利用しましょう。
携帯電話には「着信拒否」の設定があります。
特定の電話番号から電話をかけても、コールされないしくみです。
しかし、「着信履歴」は残ります。
しばらくはかけるのをやめたかどうかの確認も必要ですので、履歴はスクリーンショットや別のカメラなどで保存しておきましょう。
着信が減ってきた、あるいは着信履歴は減らないが他の被害はない、ということであれば、あくまでも電話番号だけがあなたと犯人の繋がりということになります。
電話番号を変えてもいいのですが、各電話会社には、迷惑電話に関するサービスがあります。
決まった番号を自動的に拒否して履歴も残りません。
非通知の場合も同じです。
詳しくは携帯電話会社のHPや問い合わせで確認しましょう。
固定電話でも携帯と同じような対応ができる
固定電話も、携帯電話と同じように迷惑電話を避けるサービスがあります。
詳しくは、利用している電話会社に確認してみましょう。
- 番号を表示するサービス
NTTによる「ナンバー・ディスプレイ」のように、かかってきた番号を表示できるサービスです。相手が誰なのかわからない場合は、電話に出ないようにすることができます。
- 電話番号通知を依頼するサービス
非通知で電話をかけてきた人に、番号を通知してからかけなおすように伝えるサービスです。 - 「この番号からの電話は受けられない」と拒否するサービス
非通知で番号がわからなくとも有効な場合があります。
電話会社に確認してみましょう。
まずはこのようなことを試し、連続電話をやめさせるよう対応していきましょう。