ストーカーのお悩みに役立つ法律/無言電話をやめさせる

無言電話を違法として直接やめさせる命令を出すような法律は、残念ながら今の日本にはありません。

しかし、それがストーカー行為によるものであったり、精神的な苦痛による疾患などの二次的な被害があれば、無言電話をかけてきた犯人を罰することができます。

とはいえ、「とにかく早く無言電話から逃れたい」ということであれば、法律による処罰を待つより、ご自身でできることをしたほうがずっと早く解決します。

無言電話をやめさせるための対応とは

無言電話をやめさせるために、以下のポイントを押さえて対応していきましょう。

  1. 電話には出ないのがいちばん
    電話に出て「もうかけないでください」「これ以上かけてきたら法的措置を取ります」など伝えたくもなるものですが、相手はあなたの反応を楽しんでいる可能性があります。

    悪質なストーカーであれば、今後もなにかしら反応があることを期待して、また無言電話を続けることでしょう。
    あくまでも「直接反応しない=電話には出ない」ことが一番です。

  2. 電話をかけられないようにする
    相手から自分に、電話をかけられないようにすることもできます。

    以前は「電話番号を変える」という方法くらいしかありませんでしたが、現在は「着信拒否」も可能ですし、電話会社のサービスにより「決まった番号(あるいは非通知)から電話をかけられないようにする」ということができ、他の方々との連絡に困ることはありません。

また、番号を変えてかけてくることがあっても、同じ対応をしましょう。
この対応自体がもういやだ、ということであれば、番号の変更も考えてください。
面倒なことはあるかもしれませんが、無言電話を完全に断ち切ることができます。

他の被害に発展することがないか注意する

電話さえ断ち切ってしまえば、他になんの問題もない・・・となれば、あくまでも相手が知っているのはあなたの電話番号だけ。
今後被害が及ぶことはありません。

もし、別の番号からかけてきたり、嫌がらせが職場などに及ぶようであれば、「無言電話」はあくまでもストーカー行為の一部だったということになります。

今後の対策については、警察などに相談し、慎重に行動していくようにしましょう。

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