ひとり親家庭|学費の支援はあるの?

子供が居るご家庭の経済的観点として大きい割合を占めるのが子供の教育費、学費だと思います。
特に経済的不安を抱えるひとり親家庭の場合は、教育費、学費の心配も大きいものといえます。

ひとり親家庭への教育費、学費に関する支援についてご案内していきたいと思います。

就学援助

まず、ひとり親家庭への教育費、学費の支援として「就学援助」という制度があります。

基本的に義務教育である小学生、中学生を対象とした制度で、義務教育中の様々な費用(学校給食費、学用品費、修学旅行費、通学費、体育実技用具など)について一部または全額援助を受けることが出来ます。

就学援助は、教育委員会が実施している制度となりますので、申請は学校を通じて教育委員会に行います(毎年)。
援助される範囲や対象は、教育委員会毎に違いますのでしっかり確認しておきましょう。

母子寡婦福祉貸付金

ひとり親家庭の子供の就学の際、無利子または低金利によって都道府県、各市町村から貸付けを受けられる資金が母子寡婦福祉貸与金です。

ひとり親家庭の母親の経済的自立を支援するため、生活意欲を促進し扶養している子供の福祉を増進する目的があります。

基本的に無利子で償還期限は資金の種類によって3年から20年間に設定されています。

近年貸付条件の連帯保証人要件が緩和され、連帯保証人が居ない場合でも利用することが出来るようになりました。
この場合は1.5%の利子となります。

母の学費支援もある(高等技能訓練促進費事業)

ひとり親家庭の子供の学費支援に加えて、ひとり親家庭の母が看護師や介護福祉士など経済的に自立するための資格取得の支援として、高等技能訓練促進費事業という支援制度も用意されています。

各種養成機関で2年以上習っている間、高等技能訓練促進費が支給されます。
この制度は、母子寡婦福祉貸付金を利用していながら支援を受けることが出来る利便性があります。

このように、ひとり親家庭への教育費、学費に関する支援も充実していますので、自身のご家庭に合った支援を受けることをお勧めします。

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