母子手当て申請時の必要書類
離婚などの理由によって、母子手当てをもらうためには市役所等への申請を行う必要があります。
母子手当ては一人で家系を支えなければならない母親(父親)の経済的負担を軽減するために設けられた制度で、所得によってその支給額が変動します。
必要十分な金額が支給されるかどうかは別として、せっかくの制度ですので必ず利用するようにしましょう。
また申請の際には必要な書類がいくつかありますので、その点もあらかじめ把握しておき、スムーズに手続きを済ませられるようにしておきたいところです。
申請時に持参する書類
母子手当ての申請時に持参する書類などは、
- 全部事項が記載された戸籍謄本
- 同上の世帯全員の住民票の写し(続柄および本籍記載のもの)
- 請求者名義の預金通帳
- 健康保険証
- 年金手帳
- 印鑑
上記のものが主に必要となります。
ただし世帯の状況などによって、別途書類が必要となるケースもあります。
また上記のうち戸籍謄本については、請求者と子供の戸籍が別になっている場合、それぞれ1通ずつ必要になります。
その他必要になる書類とは
持参する書類等以外にも、窓口で記入を求められる書類や、係員などが聴き取りによって記入する書類などもあります。
- 認定請求書
- 現況調書
- 公的年金証書
- 生計維持などの調書
などの書類です。
窓口での作成になりますので、質問等しながら記入することができますから、特に問題となることはないでしょう。
また必要に応じて養育費等に関する申告書も提出します。
手当支給開始後の必要書類について
母子手当ての支給が認定され、支払いが開始されて以降も定期的に書類の提出が必要です。
毎年7月末には現況届を提出して、その年度の手当額を認定してもらわなければなりません。
これを提出しないと手当は支給されませんので気をつけましょう。
また対象となる子供の人数に変化があった時、受給資格を喪失した時、手当証書を紛失あるいは破損してしまった時なども届出が必要になります。
また現況届はその時期になると届出用紙が送られてきますが、2年間提出しなかった場合は受給資格が完全に失効してしまいます。