母子手当ての審査とは
母子手当てを受給するためには、市役所等にまず申請を行わなければなりません。
それを受けて、母子手当ての受給資格を満たしているかどうかの審査が行われます。
この審査に関して、どのような内容のことが行われるのかと不安に感じておられる方も多いでしょう。
今回は母子手当ての審査について、解説していきたいと思います。
どんな審査がされるのか?
審査という言葉を聞くと、つい誰もが厳しいものをイメージしてしまいがちですが、母子手当ての審査に関してそれほど難しく考える必要はありません。
主に調査されるのは所得や住まいなどの状況です。
基本的には母子手当ての申請を行う際に、戸籍謄本や住民票の写しといった書類を提出しますので、それらの内容が間違いないと確認されれば住所や血縁関係に関する審査はOKということになります。
また申請時に窓口で係員からの聴き取りによる事項も、審査の一部となります。
この場合主に両親などからの援助の有無について、尋ねられることが多いようです。
原則的には別居中の両親などからの援助に関しては、母子手当ての受給資格の障害にはならないのですが、自治体によって審査が厳しい場合もありますので気をつけましょう。
審査にはどのくらいの時間がかかる?
母子手当ての申請から審査を経て、その結果が出るまでには意外と時間が掛かってしまいます。
自治体によって多少の差異はあるでしょうが、おおむね1カ月から2カ月程度の期間を擁する場合がほとんどです。
ただし受給資格の条件が厳しいなどの理由がある場合は、それよりも長い期間が掛かってしまうこともよくあります。
いずれにしても、申請してすぐにもらえるというものではありませんので、離婚が成立したらなるべくすぐに、母子手当ての申請もしておくようにしたいところです。
支給月に注意!
母子手当ての支給月は、4月・8月・12月の年3回と決まっています。
これは例外なくどのようなケースでも同様ですので、仮に審査が非常にスピーディーに完了して認定されたとしても、タイミング次第では結局最初の支給日までに2~3カ月待つことになる場合もあるということです。
申請などの時期にかかわらず、この支給月のことを念頭に置いて生活費などの計画を立てておくようにしましょう。