探偵Q&A/調査の成功率を上げるには?
探偵に調査をお願いしようと思っているのですが、探偵の調査能力がどの程度なのか、ということに不安があります。
探偵の調査の成功率を上げるには、どのようなことができるのでしょうか。
探偵は、依頼者から提供された調査対象者に関する情報を手がかりに、調査方針を立てて、実行していきます。
成功率を上げるには、依頼の時点でできるかぎり多くの情報を揃えることです。
依頼者にとって重要ではないと思われるような情報が探偵にとって有益ということもあります。
成功率は、手がかりの量に比例する
探偵にどのようなことを調べてもらいたいか、という調査の目的がはっきりしている場合、調査が成功するか否かは探偵の調査能力にかかってきます。
依頼者としては調査を任せて成功を祈るばかり、といいたいところです。
しかし、探偵はゼロから調査をスタートするわけではありません。
依頼者から提供された情報の多寡によって、成功率は大きく変わってきます。
たとえば人探しであれば、相手の氏名はもちろん、顔写真や特徴、出身校や職業など、様々な情報が手がかりとなります。
とにかく覚えていることは言ってみよう
あやふやな記憶、とりとめのないエピソードから解決の糸口がつかめることもあります。
経験の深い探偵は、どの情報があれば調査の精度、成功率が増すのか、ということをしっかり説明できます。
また、聞き取りの時点で記憶を引き出してくれる話術を持っています。
当然、提供された情報に間違いがあると一気に調査の困難性は増します。
確実な情報、あやふやな情報を分けて提供することも大切です。
「名前」ひとつをとって考えてみても、苗字は間違いないが、名前の漢字が違うかもしれない、といったことがあれば、あらかじめ断りを入れておきましょう。
依頼者の心構えが成功率をアップさせる
また、調査中も成功率を上げるために気をつけたいことがあります。
典型的な調査失敗の例として、依頼者の態度、言動から調査中であることが対象者にばれしまうケースが非常に多いのです。
調査はプロに任せる、という姿勢も大切ですが、調査の成功率を上げるには、依頼する方も最低限の心得が必要なようです。
調査は、依頼者と探偵の共同作業ともいえるでしょう。