探偵はどうやって人を探しているの?
小学校の頃の恩師を探しています。
当時の住所にはもうお住まいではないらしく、どうにか連絡を取りたいと思っています。
わざわざ探偵を雇うほどのことではないと思うので自分で探したいのですが、探偵の方はどのように人探しをしているのでしょうか。
行方が分からない恩師の方を探すとのこと。
たしかに、探偵に頼むのは少し大げさな気もしますよね。
探偵が行う人探しとはどのようなものなのか、ご紹介します。
探偵は「足」と「データ」で人を探す
人探しのプロである探偵。
彼らが持つ手段は大きく分けるとふたつです。
それは、「足で調べる」方法と「データで探す」方法です。
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「足で調べる方法」というのは、実際に様々な場所へおもむいて調べることを指します。
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「データで探す方法」というのは現代的な方法とも言えます。
図書館で過去の電話帳を調べたり、探している相手が以前住んでいた場所に行って聞き込みをしたりするのです。
インターネットを利用し、キーワードにヒットする膨大な情報の中から、探している人だと思われるヒントを拾っていきます。
かすかな手がかりから、検索ワードを変え、卒業校や趣味、活動範囲といったように対象の情報を拡大していくのです。
どちらの方法でも簡単に結果が出るわけではなく、長い時間をかけた「地道な調査」であることは共通しています。
年配の男性なら「探しやすい」部類に入る
プロの探偵にも、探しやすい相手とそうでない人がいます。
男性、特にある程度ご年配の方は、発見できる可能性が高いといわれています。
20年ほど前までは、個人情報の保護についてあまり叫ばれなかったことがその理由です。
多くの人が電話帳に個人名を載せていたため、手がかりを発見できることが多いのです。
逆に、女性は探しにくいといわれます。
結婚によって性が変わりますし、嫁いで別の土地に行くことも多いからです。
手間と時間さえかければ自分で見つけられる?
探偵といえども、警察のように特別な権限を持っているわけではありません。
ですから、方法さえ分かれば、個人で人探しをすることも可能だと言えるでしょう。
しかし、人探しには多大な時間と労力がかかります。
探偵は、依頼された仕事に専念することができるという点で「人探しのプロ」と言えますね。
今回のお話にかかわらず、人探しの場合「相手が、見つけられることを望んでいない」ケースもあります。
ご自身で調べる際は、あまりおおごとにしない配慮を忘れないでください。