子供の結婚を反対する気持ちの切り替え方
28歳の息子が結婚する予定です。
相手は何度か家に遊びに来たこともあります。
妻は特に気になるところはないと言っていますが、私は相手のことがどうも好きになれません。
「どこが悪い」ということはないのですが、なんとなく好きになれないのです。
この「親の勘」のようなものも気になっており、そのため私は結婚に反対しています。
しかし一方で、結婚に反対するのは自分のわがままなのではないかとも感じており、できれば息子の結婚を祝福したいと思っています。
どう気持ちを切り替えれば、息子の結婚に賛成できるようになるでしょうか?
結婚はまったく違う環境で育った他人同士が一緒になるということです。
気に入らないところのひとつやふたつ、あって当然だと思います。
ましてやこれまで大切に育てた息子さんですから、「この人で大丈夫かな?」と不安になるのは親としての自然な気持ちであると言えます。
子どもの話をじっくりと聴く
「この相手はダメ」と頭ごなしに否定するのではなく、一度息子さんとじっくり話をしてみましょう。
「どうしてこの人を選んだのか」「この相手とどんな家庭を築いていきたいか」、息子さんなりのしっかりとした考えがあるかもしれません。
いままでになかった視点を知ることで、今まで気が付かなかった相手の魅力に気づくことができる可能性もあります。
子供が選んだ相手を信じる
息子さんは28歳、もう立派な大人です。
よく「結婚とは家同士の結びつき」と言われますが、やはりそれよりも大切なのは「本人同士の結びつき」だと思います。
ご自身がしっかりと育ててこられた息子さんが選んだ相手を信じましょう。
いずれ気がかわるかもしれません
「今はまだ、無理に好きになる必要はない」という考え方もあります。
賛成はできないが反対もしない、という姿勢で数年過ごすうち、ひょんなことから相手の真の人柄が見えてくることがあります。
お孫さんができればまた考えも変わるかもしれませんね。
もちろん、「なぜ好きになれないのだろう」というご自身の疑問を解決することも大切ですが、実際に結婚するのは息子さんです。
無理に好きになろうとする必要はありません。
離れたところから温かく見守ることもまた、親としてのひとつの責任の果たし方ではないでしょうか。