デジカメ写真の証拠能力とは
デジタルカメラは編集・加工が容易なため、フィルムカメラよりも証拠能力が低いといわれていますが、認められないわけではありません。
フィルムカメラでも証拠にならないことはあります。
裁判においてデジタルカメラの写真が証拠として認められるかどうかは、何が写っているか、その他の証拠、証言などを総合的に検証した上で、判断されるものです。
デジカメの証拠能力について
一般的にデジタルカメラの写真は、画像の編集・加工が容易であるという理由で証拠能力が低いとされてきました。
今はほとんどのカメラがデジタルカメラになってしまいましたし、フィルムで撮影した写真も以前のような手焼きではなく、デジタル処理で現像することがほとんどなので、デジタル写真と同じようなものです。
また、編集・加工のためには専用のソフトや、痕跡を残さず行うための技術が必要で、素人がうまくできるものではありませんから、一概に証拠として認めないというのは現実的ではありません。
裁判などでは、写真だけでなく、証言などを総合的に検討して判断のポイントとしています。
証拠かどうかの判断
デジカメ撮影でもフィルム撮影でも、浮気が行われたかの判断は写真一枚だけで行われるものではありません。
また、その写真に何か写っているか、どのような場面で撮影されたかが重要なのです。
例えば、下着姿の女性が写っている写真が出てきたからといって、ご主人の浮気を示す明確な証拠にはなりません。
ともにとホテルに出入りしている写真や、二人で性行為に及んでいる写真でなければ決定的はいえないでしょう。
他にも証拠を用意しましょう
写真以外の証拠を収集して提示すれば言い逃れはできなくなります。
もし浮気を認めさせるのであれば、写真を見せた時の相手の反応を見ることです。
つじつまの合わない言い訳をするようであれば可能性が高いといえます。
会話を音声や映像で記録することも有効です。
どうしたらよいかわからない時は、夫婦問題の相談機関や調査のプロである探偵会社などに相談してみましょう。