ストーカーのお悩み相談/どのような断り方をすればやめてもらえますか?
ストーカーの被害を受けています。
もう直接話して「ストーカーをやめてほしい」と伝えたいのですが、どのように伝えればいいのでしょうか?
やはり面と向かって断ったほうが、効果があるように思うのですが、それは間違った対応ですか?
ストーカー行為を拒否したい気持ちはとてもよくわかります。
しかし、「やめてほしい」と言ってやめるようであれば、ストーカーにはなりません。
あなたが「断った」と思っても、ストーカーは「断られた・拒否された」とは思わないのです。
普通のやりとりが通じる相手ではないと考えるべきでしょう。
ストーカーはあなたの反応を楽しんでいる
ストーカーにとっての喜びは、あなたが自分のことで悩み、考え、反応してくれるということです。
だからこそ嫌がらせを続け、「好きだから」という言葉で正当化します。
もしストーカー行為をやめてほしいとつきまとい行為などを拒否しても、「自分と話したいから嘘を言っている」と、自分に都合のよいように解釈してしまいます。
その結果、ストーカー行為がエスカレートする場合もあります。
「好きな気持ちが伝わらない」という動機を持つストーカーであれば、嫌がられることこそが目的。
この場合も、ストーカーを喜ばせてしまうだけだと考えましょう。
ストーカーを怒らせてしまう危険性もある
上記のように都合のいい解釈をするストーカーではなく、「拒否された」と受け止めるストーカーである場合もあります。
そうすると、拒否したことによって「なぜ自分の気持ちをわかってくれないのか」と逆上してしまう危険性が高くなります。
あなたに直接危害が及ぶ行動に直結するかもしれず、大変危険なことなのです。
「ストーカーには接触しない」が最も有効
ストーカー行為をやめさせるには、警察に関わってもらい、「犯罪である」ことをしっかり認めさせることが重要です。
基本的には接触せず、第三者を介するようにします。
回りくどい感じがするかもしれませんが、大きなストーカー事件の多くは、この「直接のやりとり」があったことが大きく影響しているのです。
自分の安全を確保するには時間をかけて解決していかなければなりません。
警察を動かすためにも、被害の証拠を集めることが先決です。
探偵などを利用する方法もありますが、日々の記録や着信履歴・メールの保存など、自分でできることもたくさんあります。
根気強く、でも冷静に戦っていきましょう。