やさしい浮気慰謝料請求
最近どうも夫の様子がおかしいと思い、携帯をチェックしてみると、浮気していたことがわかりました。
家族を裏切った夫も、浮気相手も到底許せません。
離婚はもちろん、何らかの形で必ず償いをさせたいです。
そのためには、夫と浮気相手に慰謝料を請求するのが一番だと考えました。
慰謝料請求はどういう手順で進めたらいいのでしょうか?
離婚で慰謝料を請求するためには、まず理由が必要です。
今回のケースでは、旦那様の浮気によって受けた精神的な苦痛の代償として、慰謝料を請求することができます。
ここでは、慰謝料を請求するための一般的な流れについてご紹介します。
ほとんどは「示談」で解決できる
慰謝料の請求には、法律で決められた手順はありません。
そのため、最初は旦那様や浮気相手との話し合いで解決を目指しましょう。
相手側と合意した内容は、「示談書」として文書をまとめます。
示談書に書くべき内容は以下のとおりです。
- タイトル
- 序文
- 概要(浮気の内容について)
- 被害の実態(精神的苦痛を受けた、家庭を壊されたなど)
- 示談の条件(金額、支払い方法)
- 日時
- 夫婦それぞれと浮気相手の押印、署名
後で約束を破られないよう、示談書の内容は強制執行力のある公正証書にしておくと便利です。
実際には、世の中のほとんどの慰謝料請求は示談によって解決しています。
示談で決まらなければ、次は「調停」
話し合いがまとまらないとき、裁判所に調停の申し立てを行います。
調停では、専門家である調停委員と裁判長が仲介となり、話し合いによる合意を目指します。
調停で合意に達すると調停調書が作られます。
公正証書と同じく強制執行力があるため、約束を破られる心配はありません。
「裁判」は最後の手段
調停でも合意に至らなかったり、相手側が調停に応じてくれなかったりする場合は、裁判となります。
最終的には裁判官から判決が下され、慰謝料の金額は過去の判例などを元にして決められることになります。
一人で慰謝料請求をするのが難しい場合は、プロの力を頼るという手もあります。
弁護士は、示談での公正証書作成や調停、裁判をサポートしてくれます。
また、探偵に依頼して浮気の証拠を掴めば、慰謝料請求を優位に進めることができるでしょう。