お見合いパーティーで出会った相手は既婚者?
ご存じのとおり、「お見合いパーティー」や「婚活パーティー」は、結婚相手を見つけるための「出会いの場」として世間に認知されています。
しかしこういったパーティーに参加している人が全員、「結婚相手を探している」というわけではないのが実情です。
なかには、参加人数を増やすための「サクラ」が混じっている、あるいは単なる遊び相手を見つけたいだけの人が参加しているケースもあります。
既婚者が参加している場合も当然考えられます。
主催者側で行うチェック
大手の結婚情報サービス会社や自治体が主催するパーティーの場合は、参加するためにたくさんの証明書を出さなければならないケースがほとんどです。
逆に、主催者側からそういったチェックがほとんどない場合、どんな人間が参加しているかわかりません。
提出を求められる証明書には以下のようなものがあります。
- 住所証明(住民票など)
- 勤務先証明(源泉徴収票など)
- 収入証明(源泉徴収票、納税証明書など)
- 卒業証明(卒業証書など)
- 独身証明書(自治体に申請)
以前は、独身であることを公的に証明する書類には戸籍謄本・抄本しかありませんでしたが、個人情報保護の観点から、平成11年(2000年)から開始されたのが「独身証明書」です。
このうち「結婚情報サービス・結婚相談業提出用証明書」の提出が義務付けられています。
100%信用できるものではない
いくら主催者側がチェックをしても、証明書などは他人のものをコピーするなど偽造が可能です。
また、「独身であることには間違いはないが、離婚歴がある」「離婚した妻との間に子どもがいて養育費を支払っている」など、書類だけでは見つけられない事実が隠されているかもしれません。
もしお見合いパーティーで出会った相手から、結婚を前提に交際を申し込まれた場合、お互いにしっかり身元を確認しあうことが大切です。
それで嫌がられてしまうようであれば、そもそも将来のパートナーとしてはふさわしくないというぐらいの気持ちで、ご自身が納得するまで話し合っていただきたいと思います。
それでも不安が残る場合には、調査会社に調査を依頼するという方法もありますので、ぜひご相談ください。