医師に「頭痛を治すために頭痛薬の服用はおやめください」と言われました
「頭痛を治すためには頭痛薬の服用はやめて下さいね~」
正直、耳を疑いました。
薬を飲んでも痛みが治まらないほどの頭痛に危機感を覚え受診した私へのお医者さんの一言です。
「頭痛が酷いのに頭痛薬を飲んじゃいけないってどういうことなの…」
医師も頭を抱える誤った頭痛薬の使用方法
そもそも受診したときの私の頭痛の症状はこのようなものでした。
- パソコンの作業をし過ぎると頭痛が生じる
- 締め付けられるような痛み、脈打つような痛さ、頭が重くなる
- 市販の頭痛薬を服用すると痛みが和らぐため痛くなるとすぐに服用
- 飲んでいるうちに効き目が弱く感じられた
- 頭痛が次第に悪化し頭痛薬を飲まずにはいられなくなった
- 吐き気を伴い頭痛薬すら効かないほどの頭痛に耐えれず受診
もちろん、問診時に上記のことをお医者さんに伝えました。
そしてお医者さんが発した一言が先ほどのものだったんです。
その一言の後に続けてこうおっしゃっていました。
「頭痛によく効く市販薬が登場してから、あなたのような症状を訴える患者さんが増えておりまして…。頭痛薬に頼りっぱなしは良くないですよ」
飲み過ぎ注意!頭痛薬の思わぬ落とし穴
処方が必要だった頭痛薬と同じ成分のものも、最近では薬局でも購入できますよね。
頭痛の辛さから逃れるために、市販薬に頼りたくなります。
しかし、飲み過ぎるとさらに症状が悪化してしまうだけでなく、恐ろしい事態になりかねないこともあるんです。
胃がんになる危険性も…
頭痛を和らげる成分の副作用として、胃炎が挙げられます。
病院で頭痛薬を処方してもらうと胃薬も追加されるのは、この胃炎を防ぐためなんですね。
また、空腹時に頭痛薬を服用してはいけないのも、胃への負担が大きくなるからです。
このような副作用のある頭痛薬を飲み続けると胃粘膜の機能が低下します。
すると胃酸によって胃が溶けてしまい、酷い場合には胃潰瘍や胃がんが生じることもあります。
頭痛が生じやすい体質に…
頭痛薬を服用し過ぎると、次第に頭痛に敏感な体質に変化します。
すると、以前までは我慢ができた程度の頭痛でさえも、薬を飲まないといけないほどの痛みに感じてしまう症状が現れるようになってしまうんですね。
これは薬物乱用頭痛と呼ばれており、最近問題視されている副作用になります。
月に10日、つまり週にして3日以上頭痛薬を服用している人が陥りやすい症状で、私もこれに該当しました。
とは言うものの、頭痛持ちの人間が頭痛薬なしに耐えるのはなかなか辛いです。
だからこそ、
- 薬の服用以外方法で痛みを和らげる
- 飲み過ぎ厳禁の頭痛薬に頼る必要がない、頭痛知らずの体質になる
この2点を目指す必要があります。
そう思った私はいろいろとネットで調べ、紹介されている方法を実際に試しました。
紆余曲折ありましたが今では頭痛薬から解放され、頼りっぱなしだった頭痛薬も特に酷い時だけの服用で済むようになりました。
少しの心がけで頭痛になりにくい体質に!
薬に頼らない緊急頭痛解消法
頭痛薬の使用を控えないといけないとは言っても、急に起こる酷い頭痛に耐えるのは大変辛いです。
そんな時、まずは薬に頼らない解消法を実践してみてください。
場合に応じて温めたり冷やしたり
ズキンズキンと脈打つような頭痛の際には、その痛む箇所をアイスノンなどで冷やすと楽になります。
頭全体が痛い場合には、脳の血管が多く通っている首の後ろを冷やして下さい。
さらに、目の疲れや肩のこりを感じる場合には冷やすのではなく、温めて下さい。
濡れタオルをレンジで数秒温めるだけで簡単に蒸しタオルができますから、それを目や首に当てると疲れが楽になり痛みも和らぎます。
ツボで痛みを緩和
百会(ひゃくえ)
脳天が突き上げる感じで痛いときには、つむじの少し手前にある百会というツボを押してみてください。
合谷(ごうこく)
目の疲れからくる頭痛に効果的なツボになります。
この部分を押して痛く感じたら、相当目を酷使している証拠です。
外関(がいかん)
部分的な痛みでなく全体の頭痛にも効果的なツボです。
体のむくみ解消にも役立ちますから、何となく体がだるい時にもおすすめです。
食生活でも頭痛は改善できる!
水分をしっかりと摂る
水分不足の状態に陥ると頭痛が生じやすくなります。
「喉が渇いた」と感じるのは既に体が脱水症状にあるサインですから、喉の渇きを感じてから水分を摂取するのではなく、こまめに摂取しましょう。
3食きちんと食べる
朝食を抜いたり、ダイエットのためにご飯を食べないと血糖値が激減します。
この低血糖も頭痛を生じさせる要因です。
血糖値が低い状態を防ぐためにも、朝昼晩の3食をきちんと食べましょう。
甘い物は控える
上記の通り低血糖は頭痛の引き金となります。
しかし、低血糖を防ぐためにきちんとした食事ではなく、菓子パンやお菓子など糖分の高い食べ物を代わりに食べている人は、糖分への依存度が高まり血糖値が安定しなくなります。
不安定な血糖値も頭痛に繋がりますから栄養のバランスのとれた食事を心がけましょう。
カフェインを上手に摂取
カフェインは過剰に摂取してしまうと頭痛の原因になりますが、適量の摂取であれば頭痛の改善に最適です。
仕事の合間に、紅茶やコーヒーでホッと息抜きをすると目も冴えますしおすすめです。
毎日の心がけて頭痛とおさらば!
適度な睡眠
睡眠不足は頭痛の原因になることはよく知られています。
しかし、睡眠不足だけではなく寝過ぎることも頭痛を改善する上では避けなければなりません。
1日6~8時間の睡眠を心がけると頭もスッキリし、日中の活動もスムーズになります。
ストレスをためない
ストレスが体に蓄積されると血管や筋肉が緊張状態に陥りやすく、それが原因となって頭痛が生じます。
そのためにも、運動をしたり趣味に没頭したりと、自分に合った形でストレスを解消しましょう。
適度な運動を心がける
長時間同じ姿勢を続けていると体が凝ってしまい血行不良が引き起こされ、結果として頭痛が生じてしまいます。
体の凝りはウォーキングなどの適度な運動を生活の中で行うことで取り除いてあげましょう。
運動による怪我を避け無理なく続けるためにも、過度な運動はNGですよ。
湯船に浸かって血行促進
先程も言いましたように、血行不良は頭痛の原因となります。
その血行不良を解消する上で役立つのが、お風呂でゆっくりと湯船に浸かることです。
シャワーで済ましてしまわずに、ぬるめのお湯に20分ほど浸かり体を休ませてあげましょう。
量を守って正しく服用!
以上が私が実践し、頭痛を改善することができた様々な方法になります。
しかし、たまにご紹介した方法を行っても我慢できないほどの頭痛が起こります。
そんなときには我慢せず、素直に頭痛薬の助けを借りています。
頭痛薬は飲む量さえ守れば頭痛を取り除いてくれるありがたいお薬です。
そんな薬の効果をきちんと得るためにも、頭痛薬は月10日までの服用にとどめておきましょうね。
関連おすすめ記事
この記事を書いた人
ねむみ
新婚ホヤホヤの新米主婦ライター!家事に仕事にと日々奮闘中です。あったらいいな♪知っておくと便利かも!と思う様々なレシピや生活での知恵をご紹介します。
シンプルライフでは、日々の暮らしを「シンプルに心地よく過ごすための情報」を紹介しています。 更新情報はツイッターにていち早くお知らせします。
@simplelife_nowさんをフォロー当社運営サイトのご紹介