「子育てマナー論争」はもう終わり!お互いを思いやることでトラブルは回避できる
こんにちは。梅原なつめです。
突然ですが、皆さんはこのマーク何だかわかりますか?
だいぶ浸透しつつあるのでご存知の方も多いはず。
今年の3月26日に決定したベビーカーマークです。
・電車などでベビーカーを折り畳む呼びかけは混雑時も含めて「原則なし」とする。
・周囲の人や施設に対しても、ベビーカー利用者に対する配慮を呼びかける。
この決定によって、このマークが貼られている電車内では混雑していても折りたたむことなく子連れでベビーカーで乗り込むことが出来るのです。
乳幼児ママにはとてもありがたいベビーカーマーク。
でもこれが逆に波紋を呼んでいたりするのも確かなんですよね。
ベビーカー論争を考えてみた
色々なベビーカー論争の意見がある中で目に留まったのがこの記事。
ベビーカーマークを公表した国交省への苦情も、年輩女性からのものが少なくないという。「若い母親を甘やかし過ぎだという女性からのお叱りがほとんどです。“私たちの時代は苦労した”と子育ての大変さが滲み出ていました」(安心生活政策課)一方、働く30代の母親は「この国は少子化だと騒ぎながら、子供を産むと本当に育てづらい。それに注意してくるのは、なぜか大体が女性。こちらは十分注意しているのに、“今のママは楽でいいこと。昔はこうだった、ああだった”って話ばかり。あんたの時代とは違うし、手伝ってくれる人もいなくて今だって十分大変なんだって(喉元をさして)ここまで出かかりましたよ(苦笑)」
私はベビーカーを使用する時期は終わりましたが、終わったからこそどちらの意見も理解できるなぁ~と振り返って思います。
「昔はベビーカーなんてものはなく、おんぶをして家事をしていたし乳幼児を連れて外出なんて滅多に出来なかったものよ」と母にも言われたことを思い出しました。
里帰り出産をした時、母とは新旧の育児の方法で色々と食い違ったものです(笑)
確かに今の時代は育児用品だって便利で良い物が沢山あるし、子連れでお出かけ出来るスポットが沢山ありますからね。
母世代の女性は姑と同居、仕事も家事もして気晴らしなんて出来なかった人が多いのではないでしょうか?
でも一方で、子連れで満員電車に乗り込まないといけないやむを得ない事情があるママも多いわけでして・・・。
朝のラッシュ時にベビーカーで乗り込むママも、子どもの予防接種や健診の予約をしていて、やむなくその時間に乗り込んだかもしれない。
実はワーキングマザーで勤務している会社内に保育施設があるからベビーカーで子連れで通勤しているのかもしれないですよね。
先程の記事を受けてこんな意見がありました。
ベビーカー論争はベビーカーが邪魔だというより、周囲に無頓着過ぎるという苛立ちだろう。
「すみません。ご迷惑をおかけします」のひと言で、「いえ、大変ですねえ」と席を譲り合うようなことになると思う。
近ごろ、「ひと言」が足りない。
もっともだなぁと思いました。
確かに「ベビーカーマーク」に甘んじて周囲への配慮が欠けてしまっているママも少なからずいるんじゃないかなと思います。
「腰を低く」と言ったら語弊があるかもしれませんが
「すみません」と周囲に気を配る謙虚さというものがあれば周囲から向けられる目も変わってくるものなんだろうなと考えされられた記事でしたね。
子連れのマナー違反!?世のママ達の行動
ベビーカー論争以外にも他にも子連れのマナーに苦言って多いんですね。
世のママ達の行動、どんなことがマナー違反なのか調べてみました。
Q.どうするのが正解!?
違反しているか微妙な子連れのマナーを教えてください(複数回答)
1位 乳幼児を連れて満員電車に乗る 29.8%
2位 居酒屋に子どもを連れていく 29.6%
3位 ベビーカーでエスカレーターに乗る 22.9%
4位 ベビーカーを横に並べて歩く 22.7%
5位 オムツを外出先のごみ箱に捨てる 20.3%
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やはり1位は「乳幼児を連れて満員電車に乗る」なんですね・・・。
4位「ベビーカーを横に並べて歩く」はついついママ友とおしゃべりに夢中になってしまって歩道を塞いでしまったことがあるだけに反省です・・・。
他にも調べてみると
・レストランなどの公共の場での子連れママたちがうるさい
・授業参観に来ているのにママ達は廊下で延々お喋りしている
・子どもが走り回っているのにほったらかしである
・電車の座席に靴を履いたまま立たせている
・色んな場でオムツ替えしたり授乳したりしている
等など色々あるんですね。授業参観のお喋り・・・これもドキッとしました。
授業参観はもちろん子どもの学校での様子をみるための大事な行事のはず。
でも廊下で知り合いのママに呼び止められたりすると、むげに断れずにお喋りしたりする時も無きにしもあらず。
本来の授業参観の目的を見失わないようにしないと・・・です。
井の中の蛙にならないために
自分が子育てをしてると思うのが、育児中のママってついつい井の中の蛙になりがちです(もちろん自分も含めてですよ!)。
ママ友達とのお付き合いや子ども関係の繋がりで新たな交友関係が始まりますが、それゆえに狭いコミュニティになってしまう・・・。
その狭いコミュニティの中で「子育て中である」ことに集中し過ぎてしまい周囲を見渡せなくなりがち・・・。
井の中の蛙大海を知らずー知識、見聞が狭いことのたとえ。また、それにとらわれて広い世界があることに気づかず、得意になっている人のこと。
引用元:故事ことわざ辞典
井戸の中の蛙が一歩外に出るとどんな風に世界が見えるのか。
ちょっと立場を変えてまわりを見渡してみると自分はどう思われているかを第三者的な思考で考える事も必要かもしれません。
もし自分がしていた行動を他の人が同じようにしていたのを見た時、自分がどう感じたか。他の人の行動を見て自分が不快に感じたり、ちょっと違うんじゃないかな?と思ったら自分も行動に気を付けていけばいいと思います。
(人のふり見て我がふり直せ・・・ですね)
大切なのはお互いに相手の状況を想像しあうこと
ここでちょっとだけ子育て中のママの気持ちも想像して欲しいなと思います。
当時を振り返ると子どもが小さいうちはほぼ24時間子どもと一緒。
急な発熱や感染症にかかるのも多い時期でした。
2歳位になるとイヤイヤ期が始まり、かなりの育児ストレスがありました。
誰か同じ境遇の人と悩みを分かちあうことでしか育児ストレスを発散出来ない時期でしたね。
(悲しいかな・・・育児の悩みや不安・育児ストレスを誰にも相談出来ずに自分ひとりで抱え込んでしまい、虐待してしまうママも少なくないのが現状なんですよね・・・。)
私自身過去を振り返って、子連れマナーについて周囲の人の気持ちを想像することが足りなかったなと反省するところが沢山あります。
その過去の反省を踏まえて、あえて子連れマナーについて考えてみました。
子育て中のママと周囲の人たち、お互いがお互いの気持ちや背景を想像する想像力があればお互いの関係ももっと違ってくるのかもしれません。
まとめてみると
1・子連れマナーとして周囲への気遣い・感謝の気持ちを忘れない
2・育児中のママは「井の中の蛙」にならないように広い視野を持つ
3・「人のふり見て我がふり直せ」を常に心がける
4・周囲も子育て中のママに温かい眼差しを向けてみる
5・子育て中のママもそうじゃない人もお互いの気持ち・背景を想像してみる
すべてのことにおいて自分の想像力を駆使して想像を膨らませることって実は大事なことなのかもしれませんね。
ベビーカー論争や子連れマナーへの苦言だってもっと少なくなるのかもしれない・・・。
育児中のママと周囲が程よい距離を保ちつつ良好な関係を築ける社会に少しでも近づけることを願っています。
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