干物、「○○の素」への愛を語る

あー、ご飯作るのメンドクサイなぁ。

だいたい17時頃になると流れるシーナの自動音声です。
(旦那から「今日は○時○○分の電車で帰る」というメールがあるのがこの時間帯なので)
結婚して3ヶ月が経過しましたが、相変わらず干物ってます。カラカラです。
いや、やればできるんですよ(多分)。でもやりたくないメンドクサイ(キリッ)。

それが干物イズム。

その一方で、「世の中は干物にやさしい」を噛みしめております。

素晴らしき「○○の素」の世界

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「もやしがあればOK!」とか「5分でできる」とか、何と魅力的な言葉おどる品々でしょう。
今もやし切らしてるし、5分より「熱湯3分」の方が断然好きなんですけど。

調味料にしたってそうです。味噌には最初からダシが入っているという親切さ。出番を失った「ほん○し」は、今ではわたしの酒の肴です。舐めながら焼酎お湯割りグイッとね!
※旦那が寝たあとのささやかな楽しみ、バレたら怒られるのでご内密に願います(笑)。
中でも、めんつゆ系の「出来る子」っぷりときたら。良質なものが一本あれば、さも手が掛かっていそうで敷居が高く思える和食も怖くありません。
まだうどんにしか使ったことありませんが。

これほどまでに「“素”業界」(と勝手に呼んでみる)がバラエティに富んできた背景には当然それだけの「需要」があり、つまり、どこかにわたしの同胞(=干物)がたくさん隠れていることの証しでもあるわけです。あぁ、「自分だけじゃない」ってステキですね!

いいじゃないですか、最初から全て「手作りの味」を目指さなくても。わたしのようなド干物にいきなりそれを求めるなんて、そこらでキャッチボールしているボウズにいきなり「今すぐプロ野球で2000本安打達成して名球会入りしてこい」というに等しい暴挙ですよ。

無理無理無理無理。

そんなたくさんの「無理」の叫び、少しでもラクをしたい主婦の思いが多くの食品メーカーに届き、現在の「”素”フィーバー(←死語)」が訪れたのではないでしょうか。
つまり、“素”業界は干物が育てた!(ドヤァ!)

…すみません調子に乗りました。

その発想はなかった!「アレンジレシピ」のおトク感

妄想はさておき、こういった商品たちに日々馴れていくうちに、ちょっと気になることができました。それは、パッケージの裏面にたまに載っているおまけの「簡単アレンジレシピ」の類。

今までは「サ○ウのごはん」やカップ麺など、アレンジしようもない食品ばかりを愛用(笑)していましたし、パスタソースは勿論「からめて終わり」という発想しかありませんでした。

ところで、わたしはパスタの中ではボンゴレが一番好きです。

「聞いてねぇよ」と言わずにまぁ聞いてやって下さい。

先日ボンゴレのパスタソースを買ったのですが、袋の裏をふと見ると「フライパンで両面焼いたタラに掛ける(大意)」というアレンジレシピが載っているではありませんか。
パスタのためのソースを、全く無縁の食材に使うなんて考えたこともありません。何でいきなりタラ? キミはパスタソースだろ?、と思いつつも生鮮売場でタラをつかんでレジに並び、家に帰って書いてあるままにやってみたら、それがとても美味しかったのです。
パスタで食べるより美味しいかも、と思えるくらいでした。そして、何かを得たような充足感をも味わったのです。だってこの出会いがなければ「タラにボンゴレソースを掛けると美味しい」ということに、多分一生気付かなかったはずだから。

これをきっかけに、わたしは様々な”素”のレシピを切り取って集めるようになりました。

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最近は何だかレシピ目当てになっているような気がしなくもないのですが、こうして箱にたまってくるのを見ると「あ、何か主婦っぽいことしてる」って感じがしますねぇ。
活用しているかどうかは別として。(←ダメじゃん)
前はうっかり捨ててしまったボンゴレもコレクションに欲しくて、近所のスーパーをうろうろしているのですが、最近置いてくれなくなったのか売り切れてしまったのかなかなか姿が見えず、悔しい思いをしているところです。

干物も猛烈リピート中の「アレンジレシピ」、厳選1品

最後に、そのコレクションの中から一番簡単で美味しく、旦那も旨いと絶賛、そのためほぼ毎日作らされている作っている「きゅうりとザーサイとねぎのサラダ」を紹介します。

これは「○鶏がらスープ」の瓶にくっついてきたもの。←伏字になってない

【作り方】画像参照(←手抜き)。 ※クリックで拡大します

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…ということなのですが、この、全部切り方が違うというのがメンドクサイので、わたしは全部千切りにしちゃいました。料理の何がイヤかって「切る」作業ですよね。ホント苦行(涙)。

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切ったそれらをまとめてボウルにぶん投げ、上から、ごま油、がらスープ、塩コショウを適当に降ったら、脇をしめてえぐるように混ぜる。ひたすら混ぜる。景気のいい歌をシャウトしながらでもいいし、日頃の鬱憤をボウルにぶつけてもOKです。

※例:「旦那のばーかばーか、自分で読んだジャ○プくらい自分で片せぇぇぇ!」(ぐるぐる)

で、できたものがこちら。 色味が悪いのはわたしの写真が下手だからです。

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醤油とラー油を数滴入れると、あっという間に酒の肴風味に。

ネギときゅうりとザーサイがお嫌いでなければ是非一度試してみて下さい。

味付けが上手で間違いがなくて新しいレシピまで教えてくれちゃう、まるで優しいお母さんのような「○○の素」いろいろ。うちの母はめっちゃ怖いですが。
まだまだ甘えててもいいですよね。そして、オススメがあったら是非教えて下さい。

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