探偵Q&A/暴力団と関わっていることはないの?

探偵への相談を検討しているのですが、知り合いに相談したところ「やめたほうがよい」と止められました。

その方が言うには「探偵は裏で暴力団とつながっている業者ばかりだ」とのこと。それを聞いて、すっかり怖くなってしまいました。

探偵と暴力団との関係について教えてください。

探偵業に関する問題として、避けて通れないのが暴力団との関係です。
確かに、暴力団が経営する探偵業者による違法な情報収集、詐欺や脅迫などの事件は存在します。

しかし、探偵業法の施行後、このような事例は間違いなく少なくなっています。

暴力団問題は、探偵業界最大のタブー?

探偵と暴力団のつながりという問題は、昔から語られていたことです。
そして、そのような事例がないのかといえば、残念ながらあります。

報道でも、暴力団の関連企業である探偵業者が違法な情報収集を行ったり、調査対象者あるいは依頼者を脅迫したり、示談や借金の取立ての代行を無資格で行ったりといった違法行為の情報が多数見られます。

探偵業法により暴力団排除が進む

しかし、2007年に探偵業法が施行され、この状況については目に見えて改善されています。⇒探偵業法の解説 - 日本探偵業協会

探偵業を行うには警察への届出が必要となったのです。

そして、探偵業法には、探偵業を行うことができない「欠格事項」として「暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者」との規定があります。

実際に、探偵業者の行政処分の情報を見ると、欠格事項に該当するとして営業廃止処分を受けた業者の存在が見られます。

警察情報は、最低限のチェックポイント

探偵業法が施行されたことで、社会全体で犯罪被害の危険度が下がったのか、ということはわかりません。

しかし、少なくとも暴力団員による、探偵を隠れ蓑にした「シノギ」が相当やりにくくなったのは間違いありません。

私たちが探偵業者を選ぶ際に最低限行わなければならないのは、その業者が、警察に届出て、公安委員会から登録番号を交付されているかどうかを調べることです。

完璧ではありませんが、それにより暴力団の関連業者はある程度避けられます。
また、行政処分に関する情報にも目を通しておきたいところです。

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