帝国データバンクと探偵の企業調査

新しい取引先の信用調査を行う際、外部の調査会社へ依頼することが選択肢の一つとなりますが、依頼する調査会社をどこにするかには迷うものです。

とくに、帝国データバンク(帝国データバンクの信用調査について参照)などの信用調査会社と探偵事務所の企業調査のどちらを利用すべきか、ということが問題となります。

帝国データバンクの強みは情報量

調査会社を選ぶ際は、それぞれの調査会社がどのような調査を行うのか、どのような情報を取ることを得意としているのか、ということを検討する必要があります。

帝国データバンクは、長い歴史を持つ信用調査会社です。

中小企業を含め、会社の財務情報を日常的に調査蓄積しています。
そのため、倒産情報などの統計を発表する機関としても信頼されています。

依頼を受けて個々の企業を調べる際は、元々持っている情報に加え調査事項について改めて取材を行い、レポート(信用調査報告書)を作成します。

なお、帝国データバンクの調査は会員制という形をとっています。
会員になると、1枚につき1社の企業信用調査ができる「調査問合票」が発行されます。

加盟料は、最小で調査問合票5枚発行、12万円。
最大で、調査問合票150枚発行で225万円です(2014年6月現在)。

より突っ込んだ調査には探偵の利用を

帝国データバンクの調査書は財務状況をはじめ、会社の沿革や経営者の経歴、現況や事業見通しなど定型化された項目で構成されています。

項目が定型化しているからこそ、多くの企業の情報を大量に蓄積することができるのです。

しかし、企業調査の際、財務状況に加え、経営者の人間関係や地域での評判といった特定の事項について不安があり、とくに詳しく調べたいということもあります。

こういったカスタム化された調査に対応するのが探偵です。
探偵の得意とする調査は尾行や聞き込みなどであり、とくに「人の行動を調査すること」に強みがあります。

また、経営者本人への聞き取り取材を行う帝国データバンクと比べて、秘密裏に調査を進められることも特徴です。

探偵の調査内容は個別の事例により大きく変わることもあり、料金は調査員の数、実働時間により設定されることが多いようです。
大体、調査員1人が数時間の調査を行って、3万円~5万円が相場です。

調査対象となる会社の何を調べたいのか、という目的に合わせて調査依頼先を検討しましょう。

おすすめ探偵・興信所 -厳選3社-
サブコンテンツ